歌川国芳展

chianchun2012-02-04

「没後150年 歌川国芳展」にやっと行ってきた。
前期と後期で展示作品が入れ替わるから両方行こうと思っていたのになあ、気づいたらもう会期ぎりぎりであった。
相当な人気っぷりだと聞いていたので、頑張って開館時間の10時に行ったもののもう行列が…!
とりあえず渋滞している前半をすっ飛ばしてまだ人が少ない後半から観賞。
擬人猫とか擬人金魚とか相当かわいい。楽しい。
戯画が一番見たかったんだ。
ちらしにも使われている「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」

じっくり見れば見るほど、顔がにやけてくるのを隠せない。
ちょっ、鼻役の人、顔そむけてるよ、そうだよねそりゃそうなるよね!
みんながんばってる!とんだいい人たち!
ああ、このユーモアセンス、是非とも分けてほしい。
動物画や戯画をにやけつつ存分に堪能して前半へ戻り、更に激しくなってきた人混みに負けずにとにもかくにも武者絵。
…かっこいい!
巨大鯉とか、きん魚づくしを描いている人と同一人物だとは思えない。
どっちも好きだ。
大胆な構図と筆致で迫力がある。
他の役者絵や風景画なども全て、現代人が見ても「新しさ」を感じるというかなんというか。
スタイリッシュ。
作品ごとにわくわくする。
今更ながら前期に行かなかったことがすごく悔やまれる。
がしゃどくろ見たかったぜ…
そして図録を買ってこなかったことも若干悔やまれる。
よし、がしゃどくろの次はバックベアードだな!
ルドン展いつまでかしら。(ルドン=バックベアードの認識はどうかと思う!)