壮大なようでいてそうでもない戯言

人類滅亡後の地球を牛耳るのはイカ
大きなイカがジャングルを闊歩。
そして小さめのイカが樹の枝をドンキーコングばりに移動。
…すごいな、イカ
日テレの特番「人類ZEROの未来」を途中ちらっと見てたら、1億年後だか2億年後の地球に生息しているであろう動物たちの姿が、どれもでかくて獰猛でけったいですんごいことになっている。
アホウドリは未消化魚肉吐き出し攻撃を得意とするアザラシに。
タラは空を飛ぶ。
リクガメは恐竜ばりに超巨大化。
生存競争に勝ち抜くような生き物は、やはりどんどん巨大化して獰猛になっていくのかあ。
怖いなあおっそろしいなあ、あんなのに会ったら即座にやられる…!
人類が滅亡した後の話だから会えないけども。
人類滅亡後、あっという間に人類の痕跡は無くなり、長いことかけて元の緑豊かな地球に戻り…そっからまた恐竜とかが現れて、人類の祖先が現れ進化して第2の人類が…!
イザ・ナギとイザ・ナミは混沌を盾でかきまぜ島をつくり、父さんは5,8日で世界をつくり、王子は菩提樹の上で悟りました。
四大文明なぞも生まれました。エゼプト・メソポチミア・イミダス甲賀…!
そっから諸々あって、アメリ県には黒人初の大統領が誕生、ニッホンには政権交代のすえ鳩内閣が誕生したものの1年足らずで退陣したりなんだりしました。
…という、壮大でとてつもなく長い歳月の妄想をしましたが、あまりにも長いので途中はまるっと割愛しました、悪しからず…!(懸命な選択)


いつか、いつかは人類が滅亡する日は来るんだろうとはいえ、私は私を、今は今を生きることに必死でそうそう人類の滅亡のことを考えちゃあいられないです。
でも、幼いころから「なにも無くなる」「なにも無い」という想像が唐突に降ってくることが繰り返しあって、その度に得も言われぬ気持ちになるんだなあ。
怖いとか悲しいとかいうんではなくて、「何も無いって、何も無いってことなんだ…」という、なんというか調子っぱずれの禅問答のような。
「なにも無い」ってすごくないか?だって、「なにも無い」んだぜ?…と、毎回吃驚するんだ。
でもこれって仏教でいうところの「無」の概念とは違う、と思う。
あれですもん、そのことに想いをめぐらしている時に必ず流れるテーマ曲が「喜多郎」のシルクロード、っていう…。
幼いころにどっかで「宇宙のはじまりから終わり」的な企画展を見た時に流れてたんだな。
だから喜多郎シルクロードの曲を聴くと、未だに脳内でイメージするのはシルクロードの砂漠ではなく宇宙なんです。
幼い私にとって、自分が歩いているここも地球という星で、地球は宇宙というただっ広い空間に浮かんでいて、地球はおろか宇宙にも寿命がある、ということがもんのすんごい衝撃だったんですな。
「なにも無い」の洗礼というか。
で、そのテーマ曲が喜多郎…。
今でも喜多郎を聴くと、脳内のイメージはシルクロードの砂漠とかではなく宇宙だったりする。
そうやって聴くと確かにちょっと宇宙っぽい気がするよ、喜多郎
いや、シルクロードも地球もなにもかも全部宇宙だぜよ…!

喜多郎 シルクロード ベスト SBB-311-SS

喜多郎 シルクロード ベスト SBB-311-SS