血は立ったまま眠っている

「血は立ったまま眠っている」をやっと観に行けました。
もしかしたら観られないかも…などと弱気になったりしてたもので、観れて本当によかった…!
すみません、頭の整理ができなくて碌に感想が書けません…!


破壊、猥雑、焦燥…
お、重い…!
ぐらんぐらんした。
観終わってから半日経った今もまだくらくらしておる。
正直わからなかった、解らなかったけれども。
解るとか解らないとかそういう類のものじゃないんだろうなきっと。
喜怒哀楽など座りのいい感情に一時も落ち着かせてくれずに、時折ぎゅわっと心の蔵を触れてくるような…
こういう感じ、嫌いじゃないです。
とにかく役者森田剛、のすごさを再認識しました。
そして、良は実にはまり役なんじゃないかと思う。
身びいきはもちろん存分にあるだろうが、良の声や佇まいがとてもよかった。
さすがに表情は遠くてわからなかったけどねえ。


寺山修司の言葉は決して触り心地は良くないけれど、だからこそなんだか捨て置けない心持ちになったりする。
耳があまり良くないのでたまに台詞が聞き取れなかったのが残念。
灰男の、卑怯者は何をしたかではなく何を後悔しているかで決まる、というような台詞が印象的だった。



一度観られれば…と思ってたけども、まんまともう一回観たくなってしまったじゃないか。
もう少し落ち着いて…観たかった。
いや、それは無理だった、仕方ない…!
原作戯曲を読もうかな。