トルコの旅4日目

カッパドキアの朝日

朝起きたら窓から朝日が見えました。
奇岩を照らす朝の光…綺麗!


8:00出発。
今日もカッパドキアを観光。


まずは世界遺産ギョレメ野外博物館

このギョレメ谷には約30以上の岩窟教会が現存している。
カッパドキアには4世紀頃からキリスト教信者が住んでいたが、9世紀頃からイスラム教徒の迫害から逃れるために岩の中に教会や修道院を造ったそうだ。
内部の壁にはフレスコ画が今でも残っている。
そのフレスコ画に描かれたものや岩の特徴などから、トルコ語で教会それぞれに名が付けられている。


ヘビの教会。

うっすらとヘビらしきものが。
だいぶ消えかかっている。
そしてこの妙なじいさん。

元々はとっても美しい娘で通りすがる人通りすがる人が皆娘の虜になり惑わされててしまうため、神に髭を生やされ白髪にさせられたらしい。


暗闇の教会。

ここ以外の教会も大抵暗闇だと思うんだがな。
教会以外に台所などもあった。



サンダルの教会。

履物のサンダルではなく、描かれている人がかぶっているターバンのようなものをサンダルというらしい。
比較的綺麗に残っています。


後にイスラム教信者がこれらのフレスコ画を発見した時に、キリストの顔などを消したらしい。
イスラム偶像崇拝が禁止されているから。
ガイドさん曰く、全般的にここのフレスコ画はあまり上手ではないそうです。
立派な職人に描いてもらう金が無いので、学校を出たばかりのまだ技術が無い若者に描かせたんだと。
確かに体のバランスとかおかしい。
でも表情に何やら愛嬌があってちょっと和むかも。


こんなのも。

上が神で、下が悪魔。
悪魔…あんまり悪そうに見えない。むしろかわいい。
子供が描いた四本足の鳥みたいな…。



キリスト教会というともう、西洋のステンドグラスがはまっているような綺麗な建物に賛美歌が響いているようなイメージなので、これが教会と言われてもちょっとぴんと来ないですなあ。
修道士の居住空間もあったらしいです。



クルチュラルの谷
なだらかな岩肌の谷。
全体的に黄色っぽい。




トルコ絨緞屋
やはりやはり、ツアーにはこういった買い物がつきものなのな。
一時間もいらねーよ!と、最初は憤慨していたのだが、びっくりするくらい日本語ぺらぺらなトルコ人スタッフの話が大変面白かったです。
織るところも見られたり、絨緞飛ばしたりだのパフォーマンス込みの絨緞説明も楽しい。…こうやって財布の紐が緩くなるんだろうなあ。
うちの父は安めの絨緞を購入しとりました。隠居ログハウスに敷くらしい。
絨緞は大きさよりも目の細かさで値段が決まるんだそうで。
確かに細かいものは綺麗だ。



ユルギュップのスリーシスターズ

巨大なしめじみたいなキノコがにょきっと3本。
3人の美女、スリーシスターズと呼ばれている。
いや、確かに3本だけども美女かどうかは私にはわからんよ…!
世界のスイッチをぽちっとな!



パシャバー
きのこ畑。きのこ形の岩がいっぱい。
聖堂だったり住居だったり。
つい30年ほど前まで村人が住んでいたそう。
ここにも大きな3本のしめじが!



今日の昼飯も洞窟レストラン。
本日は肉料理。
大体ランチは、生野菜サラダ(味付けは酸味のみ)とスープとメインとデザート、といった感じ。
パンはフランスパンよりふわふわで美味しい。食べ放題。
そしてデザートは大抵甘い。


カイマクル地下都市

アラブ人の迫害から逃れたキリスト教徒が住んだといわれている。
防空壕のようなものか。
礼拝堂・学校・寝室・厨房・食料庫・井戸などがあり、共同生活が営まれていた。
約2万人暮らしていたという説もあるらしい。すごい。
地下8階ってちょっとした高層マンションじゃないっすか。
この他にもかつてカッパドキアには300以上の地下都市があったんだと。
地下都市という響きにかなり興奮、一番楽しみにしていたと言っても過言ではなかったのだが……人多い!
狭い地下の通路に人がぎゅうぎゅう。
何がなんだかあまりよくわからないまま心太のように押し出されてしまった…残念。
でもちょっとした探検のようで楽しかった。
暗くて狭くて入り組んでいてどこもかしこも岩でじめっとしている所を歩くのがどうやら大好きらしい。



カッパドキアから約3時間の移動、コンヤという都市に向かう。
「今夜のホテルはコンヤでーす」…ガイドさん、駄洒落炸裂。
その途中にキャラバンサライに立ち寄った。
カッパドキアは2本のシルクロードが交差した場所なんだそう。
立派な隊商宿。
外観だけを見る。

近くにこんなカフェらしきものが。


ホテルへ向かって移動中にこんな光景が。

羊がいっぱい!
ところで、このツアーでは羊肉の料理が一切出てこないそうです。
日本人は割と羊肉が嫌いな人が多いからということですが…私けっこう期待してたのに!
羊肉そんなに好きじゃないけど、トルコに行ったら羊肉ばっかり食べる覚悟だったのに!
…という微妙に安心が入り混じったがっかり感で包まれております。
ガイドさんは羊の群れを見るたびに「おいしそうですねー」と言ってる。笑



夕食の後、近くの大きいスーパーマーケットへ。
外国に行ったとき、スーパーを覗くとその地の生活が垣間見れるようで面白い。
品揃えがすごい。一つ一つの量もすごい。
そしてちょこっと菓子などを買おうと思って、カゴを探したけれど見当たらない。
ホームセンターにあるようなでっかいカートしかないらしい。
そのでっかいカートにわんさと食料を入れている現地人がいっぱいいてさらに驚いた。
…よく食べるなあ。
トルコ人は割とよく食べるらしいです。
レジもいっぱい、人いっぱい。