片付けられなくない女たち

用事が終わって帰宅した途端にまるで見計らったように幼なじみから電話があった。
「部屋が汚れて力がでなーい…」と。
彼女がちょこちょけ片付けているのは頻繁に目にするのだが、少し片付けてはまた壊滅状態、の繰り返しが延々と続いていまして、割とこの部屋に入り浸ることの多い身としては他人事ではない訳で。
普段はあまり出さないやる気と俊敏さでもって大掃除。
全ての家具を動かして床も拭く。無駄に広いので、まー無酸素運動
やるとなったら完璧にやらねば。
まあ、押し入れとか引き出しの中は見なかったことにする臨機応変さは大事よ。
ベッドから出てきた大ムカデを即座に殺生する冷静さも必要よ。
約5時間半かかって見違えるくらいの素敵な部屋に。すごいよこの変わりようは。床がしっかり見えてますもん!
自分の部屋の片付けはまるでやる気出ないのになあ、他人の部屋だと何故に。何だこの瞬発力は。
よし、この空いた本棚に私の漫画を並べよう。
別宅に私の書庫〜、心沸き踊るなあ。