なにがでるかな

天気の良い平日昼間に両親と「笑っていいとも!」を観ながら鮭切身と味噌汁などという純然たる和な昼食を無言で粛粛といただく、というのは何だか少し居心地の悪いものだ。
というか、積極的に避けていきたい光景であります。
笑っていいとも!と言う割にはあまり両手放しで笑えないのは、私が大人になってしまったせいなのか。時折猛烈に感じるタモリのしつこさとか、関根さんのくどさとか、しずちゃんのデカさとかのせいなのか。
ほら、元々家では無愛想な父が鮭の小骨が喉に刺さったみたいな顔してるよ。
草なぎ剛の果敢な変顔を彼はどのように受け止めているのであろう。
食後に茶をすすりながら、「ごきげんよう」の小堺一機が鼻の穴をふくらませながら転がったサイコロを追いかける様を、彼はどんな心持ちで眺めているのであろう。
それはそうと。インフルエンザも小康状態となってきた父のテレビ観賞時の心境は置いといて。
ごきげんようゲストの小林綾子
元国民的けなげ少女「おしん」にこんな事を言うのは心苦しいが、意外に何ともアレな人ですなあ。
ラクションを鳴らされ尋常じゃないくらい驚いちゃって私大丈夫かしら、よく驚きすぎちゃうんです私、とかいう話をしていたのだが。
独特な雰囲気と話し振りで、どこがどうとか良くわからないが心なしかズレを感じたのであります。
本人は、もぉー大変なんです!てな感じで興奮気味だったけれど、こちとらフーン…てなもんで。
小堺さんも吹矢を放ちたいけど、彼女の外し方が微妙すぎて決定打に欠けていて躊躇、そんな風に見受けられましたよ。
もっとつまんない話をする人はごまんといるだろうが、内容とテンションと「おしん」イメージが空中分解。みたいな。
そしてさらに、次の話し手の中尾明慶君。*1
緊張していたのかもしらんが、また彼のしゃべり方が独特なテンポで。
自宅マンションの廊下で女性幽霊(らしき存在)を見た、というそれだけの話だったのだけども、話が遅々として進まなくて、しかも全く怖くない。
でも彼の拙さはほほえましくてかわいらしかったですけどね。
むしろ怖くもない話の途中で悲鳴上げるおしんの方にやきもきしたですよ。
3番手の友近が、落ちのない話を平然とする女にびっくり、例えば披露宴の仲良し3人組のスピーチとか。みたいな話をしたのは、先の2人に対する攻撃なのか。
どぎまぎしてしまったわよ、私。
まあ仮にそうだったとしても、おしんは気付かないであろうがな。
そして誰よりこの私が、落ちのない話を平然とする女ですけれども。

ほら、こんなどうでも良いことをだらだらと。
ああ、つまらん。
危うく昼ドラの話にまで突入するところであった。
周りを全無視なテンションで。
おしんの事言えない、自分。

*1:名前忘れたので調べた。「GOOD LUCK!!」で木村拓哉の弟役を演じていた。似てない!