マンダラパワー

chianchun2011-08-24

土曜出勤の振休だったので、東京国立博物館で催されている「空海密教美術展」に行ってきた。
平日でもけっこうな賑わい。そういや夏休みだもんな。
珍しく音声ガイドを借りた。
北大路欣也の声が聴きたかった…訳では特になく、曼荼羅や仏像を見ながら声明を聴いてみたくて。
書は正直あまりよくわからないので、さすがは「弘法筆を選ばず」だわー…!とかベタなフレーズを浮かべつつざーっと流し見。
すみません!書や法具などを見つつも、気持ちが仏像にぐいーんと引っ張られておりました…!


あ、血曼荼羅ももちろん楽しみにしとりました。
まずその大きさに圧倒されたのなんのって。
信心はあまり無いけれども、曼荼羅が現われた途端空気が変わった気がしたり。
最初に宇宙をギュッと表そうとしたインド人の発想はすごい。
今の期間は金剛界の展示でした。
どうせなら胎蔵界曼荼羅金剛界曼荼羅を一挙に見たかったけれど、それは贅沢というもの、だよな。
胎蔵界を見にまた来ようかしら。


そしてやはり。何はともあれ!立体曼荼羅!!
東寺から8体の仏が出張なさっていた。
初めて東寺講堂の立体曼荼羅の空間に入った時ほどの衝撃はさすがに無いけども、至近で360度まじまじと見られるのは貴重。
上から見下ろすことができるのもよかった。
美麗と評判高い帝釈天は、相変わらずのきりっとした佇まいであった。
象もじっくり観賞できて嬉しい。
邪鬼の顔とか、菩薩の意外に肉感的な背中とか、ここぞとばかりに存分に堪能!
今日はもう美術鑑賞、だな。
また東寺に行きたくなった。
21尊の曼荼羅をまた見たい。
あと、醍醐寺にも一度行かないと。