朝の味方、マンガンマン

我が家のじりじりと金属音がけたたましい目覚まし時計が大人しくなった。
まずい、このままでは朝起きられないかもしれん。
寝坊をこのうえなく恐怖している私にとってこれは一大事である。
早速電池を買ってきて換えようとしたら「アルカリ電池使用」と書いてある。
うん、まんまとマンガン電池を買ってきた!
安さにばかり気を取られていた…!
ていうか、アルカリ電池とマンガン電池の違いってなんですか。
わからん。この世はまだまだわからんことばかりだー。
ちょっと調べてみたら、アルカリは大きな電力を短時間使用するものに向いていて、マンガンはリモコンとか少ない電力を長時間使用するものに向いているとかなんとか。
人間ならば、短距離走には白筋、長距離走には赤筋、みたいな?
ん、待てよ、ならば時計はマンガンでいいんじゃないか…。
置時計や掛け時計など長時間使用するものにアルカリを使うと液漏れする場合があるから注意とかなんとか、みんな言っているぞ。
は…そうか、近所迷惑なくらいけたたましくベルを鳴り響かせるにはかなりの瞬発力が必要なのか…!
なるほど、合点した。
まあでも、マンガンでも大丈夫…だよね?
ちゃんと動いているし。
でもなんか、今朝鳴らなかった…ような気がするんだけども。
試しに針を合わせてみる時は鳴るのに。
おかしいなー。
でもきっと鳴らなかったのは気のせいに違いない。
寝ぼけていたに違いない。
私が毎朝社会人として正しく外界に繰り出せるかどうかはマンガンにかかっているのだ。(同時にケータイアラームをしつこくスヌーズさせているなんて言えない)
負けるなマンガン
がんばれマンガンマン…!