余裕のゆうちゃん

朝なかなか起きられない。
毎朝駅まで走ってたら心なしか脚力がついてきたような気がする。
早めの時間に出ているから何本か遅い電車になってもまだ余裕なのに、会社の最寄り駅の一駅前からたまに歩いたりするくらい余裕なのに、何故だか意地になっていつもの電車に間に合おうとする。
電車に乗ってからぜーはーしてるともんのすごい響くんだな…
余裕があるはずなのに、この余裕のなさは一体。
余裕にこだわるばかりに余裕がないってどうなんだ。
持ちたい、余裕がある余裕。
ジェットコースターに乗りながら美声を響かせるくらいの余裕。
両手に溢れんばかりに。
いや、溢れたら駄目だ…!