通話はお控えください

マックで一人お茶をしていたら、若い兄ちゃんが突如大声でケータイで話し始めた。
一人客が多く静かだった喫煙席全体に響き渡る声で。
何もそんなに大声で話さなくても…と思っていたら、斜向かいの席で静かに読書をしていたおじ様が立ち上がって静かに兄ちゃんの元へ。
ジェスチャーで外に出て電話しろと伝えているらしい。
しかし兄ちゃんまるで無視。
おじ様は一言も口を開かないまま席へ戻り読書を再開しておりました。
その後もしばらく兄ちゃんの独壇場。
どことなく漂う異様な雰囲気に当の兄ちゃんだけ気づいていないという不思議な空間でした。
電車に乗っている時と同じ感じだったかも。
もっと喧騒している店内だったら気にならないのかもしれないけれど、図書館かと思うくらい静かだったからなあ。
私はお店の中でも電話は控える派なんだが、一般的にはどうなんだろう。
でも普通にがやがやしているマックとかだったら、かかってきた電話には出てしまうかもしれないけども。
あ、がやがやしていると逆にこっちが電話しづらいからやっぱり外に出るかもなあ。
とにかく静かなところではできないですよ、私は。
電話するのもそこで誰かと会話するのも声を発するのは同じことのような気がするが、むしろ会話のほうが声の主が増えるのだが、電話の話し声の方が気になったり時折不快だったりするのは何故だろう。
他者からすると、電話の相手の声は聞こえないから完全なコミュニケーションになっておらず只の騒音にしかならないのかしら
例えば、その兄ちゃんが同じ声のボリュームで誰かとそこで会話をしていたらどうだろう。
やはりおじ様は「声を抑えてくれ」と注意しに行くのだろうか。
あまりにも大声であまりにも店内が静かだったので、それはあり得るかもしれない。
普通のトーンで会話しているんだったら全く気にならないだろうけれど。
じゃあ、その兄ちゃんが声を落として電話をしていたらどうだろう。
うーんやっぱり気にはなるだろうなあ。私の主観だが。
やはり人が集まる公共の場(特に室内)で「電話をする」という行為は印象がよろしくない。
そういえばこの前薬師寺展に行った時に、監視員に注意されても観音様の前で延々仕事かなんかの電話をしているおっさんがいたなあ。
あれは驚いた。
まず博物館内では通話禁止というルールもあるし、単純にうるさいというのもあるが、観音様の前で電話できる神経を疑いますよ、私としては。
この場合、「昨日のラストフレンズでさー」とか「今やってるプロジェクトがなかなか上手くいかなくて…」などと関係ない会話をその場でするのもちょっと憚られますな。
そのおっさんは電話の挙句に仕事という関係のない話をしているからもう完全にアウト!…私の中で。
もし「観音様があまりにも素晴らしくて思わず電話しちゃったよぉお」とかいうなら・・・いや、やっぱないな…。
とにもかくにもTPOというのは大事!…という結論。(投げやり)