宇宙から俯瞰

岡田准一氏のラジオ、GROWING REED
今回のテーマは「地球の未来はどうなっちゃうんですか」
ゲストは松井孝典氏。
宇宙生物学なんて知らなかったなあ。
私達が通常触れるのは「地球生物学」らしい。
以下印象に残った話を未整理のまま箇条書。


人類は地球システムの中に新たに「人間圏」という新しい構成要素を作り、エネルギーの流れを変え環境を変えてきた。
地球システムと調和的な人間圏を作り安定させていく事が必要。
この体は地球からの借り物である。
脳や心臓そのものよりもそれらが連携しあう機能が大事、人体の所有よりも生きているということが大事。
それを地球規模に拡大して考えてみればよい。
欲望を無限に開放してはいけない。
今、人間圏は大きな岐路。
このままだとあと100年で地球システムが破綻。
現生人類の脳の内部モデルつまりは共同幻想が破綻しつつある。
宇宙から俯瞰して見る視点が必要。
歴史を学べば未来がわかる。
我々は束の間の存在。
我々の1年は地球の10万年に当たる。
時間を速めたから豊かになった。
昔は食物連鎖の中で生き延びるために生きてきた人類が、今は何の為に生きているのか、それを考えていかなければならない。
とにかく日常に埋没しないことが大事。


なかなか興味深いです。
現代の人間達のとめどない欲望とその欲望によるスピードの速さというものはやはり、本来の地球の営みからはかなり逸脱したものなのだろうなあ。
日常に埋没して生きていると、その流れにいつの間にやら乗っていて気付かない。
ほんと、日常に埋没しまくって視野狭窄で生きてるからなあ私。…耳が痛い。
俯瞰的視野は確かに大事だと思う。
全体を把握しておかないと細部の歪みに気付けない。
地球の未来を考えていくと結局は己が生きる意味はなんぞやという基本的な問いにぶつかるとは。
私という存在も地球システムの中の一要素ってことか。
当然のようだけれど、今まであまりしっかりとは意識していなかったという事に気付いた。