神を斎き祀る島

chianchun2006-08-28

昨日のコンサートの後、夜の広島に繰り出し、ほぼ私たち二人の貸し切り状態の飲み屋で飲んだ。
物腰柔らかな店員のお兄さんを捕まえて、私たちの僕(しもべ)よオホホ、なんてなお馬鹿な冗談をかましつつ(や、面と向かって言ったりするほど傍若無人ではありませんよさすがに)調子に乗って焼酎飲んでたら。
突然何の前触れもなく気持ちが悪くなり、ぎりぎりに平静を装ってトイレへ。
が、トイレのドアが開かない。誰も入ってないのに。い、嫌がらせか?
体当たりしていたら、ドアではなくこっちが堤防決壊。
咄嗟にトイレの前の洗面台に吐いてしまった。
だがその洗面台、無駄にお洒落に石ころとかが入ってて、固形物が流れていかないったら。
途中途中一瞬意識を失いつつ必死に片付けました…。
フロアと洗面台を隔ててドアがあったので、醜態を晒さずに済んで良かったっちゃ良かったのだが。
人生初めて潰れた。潰れたっつっても5分くらい、吐いたらスッキリしたけれど。
焼酎1杯と日本酒一口飲んだだけなのに。不覚。
最近の仕事の疲れと、体力の無さと、アルコール分解能力のみみっちさを侮りすぎていたかしら。


そんなことより。そんな酔っ払いの醜態はどうでもよくて。


今日は日本三景安芸の宮島に行ってきた。
小学生の時に祖父母と行って以来。
一番の目的はもちろん厳島神社
きらきら輝く瀬戸内海にそびえる鮮やかな大鳥居、やはりこれはこの目で見なくては。
海の上の、回廊が連なる朱塗りの社殿が大変美しい。
回廊を歩いていると、異空間にいるような気分になる。
華麗で荘厳でありながら、静かに穏やかに開いている感じ。
お参りをして、御朱印をいただき、おみくじをひいて。
磯の香りのする神空間を一歩出たら、鹿が一匹お出迎え。
暑さにやられたのか、地面にぐだっと。
思わず頬が緩んだりして。
船着場前で集団で向かって来られた時は勘弁してくれと思ったが。笑


こぢんまりとした清盛神社にもお参りし、宝物館に行ってから昼飯。
焼きカキがイチ押し名物な店で、これまた名物の穴子飯を食べた。美味。


そして千畳閣で一休み。
ここ、けっこう好き。居心地が良い。
未完成なのもまた味わいがあって。
海からの風が気持ち良く、しばらくここにいたかったけれどそうも行かず。
弥山も諦めて帰路。
今度は是非とも紅葉の時期に行ってみたいなあ。