ここではないどこかへ2014〜京都篇


最終日は京都。
メインは京都嵯峨芸術大学で催されている妖怪アートフリマ「大モノノケ市」なので、とりあえず嵐山へ向かう。
さすがに紅葉シーズンど真ん中の三連休だけあって、人、多い!
渡月橋が入場規制されているのは初めて見た。


嵐山に来ると必ず食べるロールケーキ。


ガマ口屋を物色したり多すぎる人を眺めて、嵐山観光を切り上げて嵐電に乗って車折神社へ。

紅葉した境内を通り抜けて大モノノケ市会場へと向かう。



妖怪をモチーフとしたアートフリマ。楽しい!妖怪だらけ!
世の中には想像力と創造力が豊かで器用な人がたくさんいますなあ。
私もこうゆうの作りたいという気持ちは豊かにあるんだが、なにせ想像力と創造力が貧しくて不器用だからなあ、仕方ない。
一度依子さんとデザインフェスタに出展して概ね満足したってのもある。
ぬらりひょんとがごぜが闊歩してて、一緒に写真撮ってもらったり。
元興寺に居ないと思ったら京都に出張でしたか、がごぜさん!


妖怪の世界を堪能して、車折神社へ戻る。
ちょうど今日は火焚祭というお焚きあげ神事が催されておりしばし観賞。

肝心のお焚きあげは何時からであろう、私の諸々の願いと情念と欲がしたためられた護摩木はいつ焚きあげられるのであろう。
寒い上にお腹が空いて体ががくがくしてきたので腹ごしらえするために近くのグラッチェへ移動。
京都なのにチェーンのイタリアン。いいの、きっと私の護摩木も無事にお空に舞い上がっているはずですから…!
体も胃も温まったところで再度車折神社へ。

かろうじてまだ燻っている煙を念のため浴びたのでもう大丈夫!きっと大丈夫!


大モノノケ市以外の目的地が決まってなかった我々は、昨日の移動の電車内で「紅葉なら永観堂!見頃だよ!」みたいな中吊り広告*1を目にし、そこまで言うならじゃあ…とそっち方面へ向かうことにした。
思うまま気の向くまま無計画!がモットーです。(国内旅行に限る)
混んでるだろうけどね紅葉だもんね、てか日本人紅葉好きだよね、人混みやだねえ、などと今から紅葉名所に行くとは思えない会話をしながら最寄駅に到着。
…超混んでる!
南禅寺へ向かう道すがらも人人人。
南禅寺も人人人。
ですよねー。
喫煙所で時間潰しをしていたタクシー運転手のおじさんも「これじゃ紅葉見にきたんだか人見にきたんだかわかんないよねえ」と言ってた。
紅葉狩りならぬ、人間狩り。
メープルハンターならぬヒューマンハンター。
物騒だ!
違うそうじゃない。
入口ですでにもう人酔いした我々はそんな戯言を繰り出し始めていたけれど、これも込みで観光です!から!
真っ赤に燃えるような紅葉を愛でつつ、ふわーっと境内を歩いて満足。


人が多すぎて貼れる写真がほとんどなかった。


お隣の永観堂へ向かう途中でたこ焼きを食べながら休憩。
昨日大阪でたこ焼食べられな…いや、食べたな、くずはモールで食べたわ。
本当に我々はすぐに腹が減るし疲れるし人混みが苦手なのである。
ここらでたこ焼でも腹に入れないと、さらに混んでいるであろう永観堂に太刀打ちできませんから!


で、永観堂
人だらけなのは言わずもがな、紅葉庭園の夜間拝観に長蛇の列、一時間半待ち。
通常の拝観は終了。
なんと…。
さくっと夜間拝観をあきらめ、庭の外からちょこっと垣間見れる紅葉で京都の晩秋を感じることにした。


うん、これでも充分。


京都駅で土産物を物色し、新幹線の中で夕食。

柿の葉寿司で始まり柿の葉寿司で終わる。

*1:そんなフランクな言い方はしていない