シュルレアリスム展

chianchun2011-05-08

国立新美術館で開催中の「シュルレアリスム展」に行ってきました。
シュルレアリスムの流れを網羅した素晴らしい展覧会だった、と思う多分。
大好きなマグリットやダリを始め、エルンストやキリコやタンギー等々、ポンピドゥセンター所蔵作品を一挙に見ることができて楽しかったです。
やはり、具象的なモチーフを写実的に描きつつ、全体的には所謂「シュール」な作品が好みらしい。
そして毎度のことながら、結局のところ「理解」などできないんだな。
でもそれでいいんだ。
現実や常識を疑い変革を目指すシュルレアリスト達の描いた「現実よりも上位の現実」は「理解」はできないけれど、少なからず揺さぶりをかけられたことは間違いない。

いとしい想像力よ、
私がおまえのなかで
なにより愛しているのは、
おまえが容赦しない
ということなのだ

アンドレ・ブルトンシュルレアリスム宣言」より


もう一度行きたいけどあと一週間か…。
こんなに人混みが駄目になっていたとはちょっとがっかり。
映像作品もちゃんと観たかったのに、どうにも気力が持たず。
リベンジできるかなあ。


国立新美術館には今日初めて行ったのだが、建物が面白いですね。