ふぁんきーふるたあらた

録音してあった一週間前の「Growing Reed」を聴きました。
ゲストは古田新太
ジー!!
楽しみにしていたのだが、期待を裏切らずに面白かった。
古田新太と愛を語る」がテーマなのに、「俳優古田新太を語る」になっておりましたが。
そうかあ、古田さんに恋愛について振り返されるのを恐れていたか岡田さんよ…。
適当そうなことを言っているようで、びしびしと確信を突いたことを言いますなあ。
ずばっと辛辣、さすがは古田新太


芝居が上手くなるには、慣れ。あとはどんだけ好きか。
その仕事好きな人としか仕事したくない。
作品を作る時、そのことに興味ない人と話しても仕方ない。
でも、作品より己の前髪をずっと気にしてるような主役級俳優でも、作品をより多くの人に見てもらう為に必要なのだと。


なるほど。
好きこそ物の上手なれは芝居に限らず一般的な仕事にも言えるよなあ。
私が一向に仕事ができるようにならないのも、職場がちっとも居心地よくならないのも、その仕事に興味も愛着も頑張りもないからかもしれない。
そんな人間と気持ち良く仕事しようなんて思えなくて当たり前かもな。
居心地は自分でよくしていかなければなりませんな。
全てを周りのせいにしていてはいけない。
…話がそれた。


面白くないもの作品を作る人は悪だと思ってる。
こっちは面白くなれと思ってやってるのに、編集で面白くなくす監督とか、照明や音楽で台なしにする演出家とか。
若い奴らが俳優を目指さなくなったらどうするんだと。
特に舞台は敷居が高いからお客さんに面白いと思ってもらわなければならない。
面白くないものを作る人は自決してほしい、しないならオレが駆逐してやるって感じ。


実感こもってますなあ。
聞いててつい噴いちゃったんですが…!
そうか…そういう作り手を幾度か目の当たりにしてきているのですねえ。
さっきの話にも通じるけど。
なんか妙に説得力があるし、過激なことを言っていても聞いていて不快じゃないのが古田新太イズム。
岡田さんは思っていてもそんなことまだ絶対言えないです、車ん中でマネージャーになら…と言っておられました。
これからもたくさんの作品を経験して古田さんくらいの年齢になれば…いや、自決しろ!駆逐!とか間違っても言わなそうだな…!


信頼されるよう心掛けている。
どんな監督とやってもまた呼ばれたいと思っている。
よっぽどじゃなければなるべくスタッフと監督には嫌われないようにしようと。分け隔てなく。
出会いを大切にしている。
この世界にいるといろんな人と会って、信頼できる人が増えたり、逆に信頼できなくなったり。
いろんな人と出会っていかないと止まっちゃうような気もする。
キャッツのメンバーは5人とも好きだけど、ああいうのも偶然。
一人でもつまんねー奴がいたら、皆のことあまり何も思わなくなっちゃう。
全然会ってないのにカリスマの話になったりするからね。


…カリスマ!
キャッツメンバーのあのお人のことか…!きざし!
未だにキャッツの話題が出ると脊髄反射で浮き立つという病…。


好きな言葉は「謝っても反省するな」
舞台で大失敗した時に先輩から、謝ったなら反省してる暇はない、次行け次!と言われたそう。
うーむ、なるほど。
次へ進むことに対してどんどん臆病になりつつある今の私にはなかなかぐぐんとくる言葉だわ。
反省どころか、卑屈といじけに始終していたりな!


古田さんのその才能があったからその性格が成立してる、才能がある古田さんだから許されるけれど、同世代にこんな性格の奴がいたら、古田さんじゃなかったらなんだコイツ…!って怒ってる、と宣う岡田さんに対し、
「オレもぶっちゃけ嫌いだわー」
なんか、岡田さんが古田さんを尊敬して慕っていて、古田さんが岡田さんを認めて可愛がっている感じがなんかいいなあ。
古田さんは岡田さんと映画をやりたいそうです。
「准一と仕事したいからさ」
おお…!
しびれた、痺れたよ古田新太…!
古田さん案。
探偵気取りの中華屋、バイトと店長。
何にも解決しない。
アクションあり。
是非!是非とも観たいです!
もっと煮詰めちゃいなよ!
エスピーの次のアクションものは炒飯探偵…!
(間に受けて妄想をし始めたうっかりさんがここに…!)
あ、普通にバーベキューもどんどんしたらいいと思います。
カリスマも呼んで。
(こっちの妄想でも割といけるな…!)


ファンキーで愛が溢れる俳優、古田新太とのまたの共演を期待しております岡田さんよ。