おとなり

「おと な り」観てきました。
ゆったりとした映画でした。
何も予定がない休日にDVDで部屋でゆっくり観たい映画かも。
あんなに隣の音が筒抜けな部屋ってどうなの、とかいうことはまず目をつぶった方が賢明なのかしらね。
あんなに筒抜けなのにお互い嫌ではない、気になる、というのがこの物語の肝であり、最後に繋がっていくんだもんな。
エンドロールの二人のやり取りがかわいらしくて、幸せな気分になりました。
とにかく麻生久美子が良かった。
元々好きな女優だけども、また好きになった。
あと、谷村美月がいいスパイスになってた。
岡田さんは、悩める青年が似合いますな。
自分が本当にやりたいことと現実とのズレをどう持っていくかは本当に難しい。
いや、やりたいことがあること自体が私には羨ましく映りますがね。
しかもカメラマンだカナダだフランス留学だなんだと言われると、ふへーてなもんだ。
ああ私ったら嫌だ、駄目だ、今度また気分がいい時にまた観よう。
ラストの岡田さんの笑顔、とても良かった。


上映後、岡田さん舞台挨拶。
何館も回って来て最後だったので少しお疲れ気味のご様子。
でも、この回が一番真面目な話をしていたらしい。
主に、どんなことを考えながらどのように演じたかとかいう話でした。
なんていうか、岡田さんは本当に一つ一つに対して真面目で真摯な人なのだなあと、その話しぶりからも感じましたよ。
そして、たまに自分でも何話しているかわからなくなっちゃったり、若干日本語不自由な感じがね、なんだか目が離せんのです。